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up and ups just fine

1月の検証結果 - 5000mTT編 -

1月からは「20分間の全力走」にかわって「5000mタイムトライアル」を取り入れることにした。

LT値の推移は知りたいところだけど、”全力”のペース配分がどうにも難しい。それよりも成長の実感がしやすい5000mTTの方がヤッソの効果を落とし込めると感じた。どうせTTになれば”全力”であることは間違いない。さすがに20分まではかからないのでLT値に置き換えた時の精度は下がるが、普段の互換性を優先して当面はタイムトライアルにする。

MAFの効果を可視化していくことが主題ではあるけれど、短距離種目をタイムでトラッキングするのもまた楽しい。それは、MAFはたまたロングディスタンスに比べて実践から検証のスパンが短く、1ヶ月単位で効果を計測できるからだろう。また、やれば伸びるポテンシャルを感じる領域だからかもしれない。

 

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結果はこちら

 

タイムは17:39とまずまず。Strava上では17:34とでてくる。ストップウォッチのタイムが絶対なので17:39であることは間違いないけれど、デヴァイスのAPPとSTRAVAで表示される数値が違うことはたまにある。特に平均ペースや心拍の算出が違うことが多い。

 

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こちらは平均ペース。とりあえず3:30/kmペースで突っ込んだものの、2kmまでしか持たなかった。気持ちとしては1km終わった時点でこのペースには限界を感じていた。3kmからの崩れ方が分かりやすい。

やはり、5000mは刻めるラップがそのまま結果につながるので、普段やっているヤッソのテストをそのままできるところがいい。

2月は3:30/kmが維持できるように調整しよう。

 

正直、ウルトラトレイルを想定した場合にHIIT自体がどう効果を発揮するかはまだ想像ができていない。レース中に瞬間的にでも3:30/kmペース相当の負荷をかけることはまずない。たとえ急登で競うシーンがあったとしても、長い160kmの間の一瞬にフルパワーを注いではゴールまでに残る距離全体のアベレージが下がってしまうはずだ。一度溜まった乳酸はなかなか抜けない。乳酸がとれても、思うように動かなくなった身体を叱咤するためにはメンタルへの負担も大きいように感じる。

ではなぜ高強度を取り入れるのか、経験あるランナーにヒアリングをしていくと共通して言うことがあう。それは、特にレースまでの猶予があるトレーニング導入期に身体へ高負荷を与えることで、今後こなせるトレーニングへのキャパシティを上げていくことを目的にしているようだ。

例えばレースが近づいて週末のB to Bをメインに組んだ場合、その負荷に耐えられる身体がないと練習が成立しない。さらには、トレイルの巡航ペースを上げるためには上限値を引き上げていくことが大事だという考え方だろう。

実際、まだシリアスなMAF徹底期に入ってない現在の自分が高強度を取り入れているのも結果的には同じ理由に当たるだろう。

自分としては毎週のHIITが、はたして効果を発揮するのか早くフィールドでテストしたい。まずは月イチ程度になるが、そろそろトレイルにもカムバックしたいなぁ。