実践しています。

up and ups just fine

荒地にむかう

100km, 6000m, 14時間 2023年の夏、例年以上に暑い日が続いた。朝の6時を過ぎると気温も湿度も、強烈な直射日光も望まない余計な負荷を身体に与えた。疲労の繰り返しでただでさえ辛いっていうのに余計なことはしないで欲しかった。それでも、カチカチに凍結…

接続 - 切断

アメリカ - 高尾 - エチオピア ー 僕は旅の早い段階で、動物や人を怖がらないようにしようと決めていた。必ずしも望ましいとは言えない信念だ。それでも、僕はこの決意のおかげでより自由に、好きなように行動できるようになったので良かったと思っている。…

漂い

UTMF2021 2021年4月24日、明け方、天気は悪くない。 想定よりも疲れてるけど、想像以上にスリリング。白い簡易テントの下、仲間と軽く話をしながらボトルに水を足す。一昨年、つまり2019年の同じ頃、同じ場所で観戦していた自分の面影を感じながら、二十曲峠…

父親視点の育児、次世代のための育児

保育園で会うお父さん方と話をしていると、男性の育児・家事への自分ごと化は一昔まえよりもずいぶんと進んでいると思う。保育園の送り迎え(おもに朝の送迎)を日課としていたり、自分同様に掃除や洗濯など片付け業務を担当している方が多くいる。お迎えの…

育児・家事のあれこれ

今年の夏は雨の日が多かった。梅雨が長く、その間はずっと雨。洗濯物を外に干すことができず、せっかくベランダがある広い家に越したのに、乾燥機と部屋干し続きだった。梅雨があけても雨が続いて、たまに晴れたと思ったら蒸し暑く、そしてまた雨に戻る。そ…

Hello world

この夏、無事に元気な男の子が産まれた。 我が家にとっては2021年のメインイベントであり、新生活のスタートラインである。父側の視点で振り返ると、今回が二人目なので気負うことなく当日まで落ち着いていたつもりだ。とにかく、やるべきことはたったひとつ…

生活の再構築

高尾に引越した。 トレイルランニングをやっている日本人なら、東京在住者に限らず一度は耳にしたことがある地名の高尾。東京を代表する山域で、都心からのアクセスの良さや、ルートバリエーションの豊富さから、高尾でのトレーニングをメインにしているラン…

少なくない犠牲

UTMFのことだけを考えてトレーニングをしてきたから、他の大会で代替できないことはわかっている。ただ、1年半にかけて溜め込んできたエネルギーはどこかで放出しないと、一瞬で空気が抜けていく風船みたいに、向かう先もなく彷徨って最後は地面に落下する様…

UTMF2021

何かを書き残そうと、頭のなかで文章を組み立てては消して、結局ログを残すには至らず早半年が過ぎた。まだ半年しか経ってない、もう半年も経った、このふたつが半々で同居していて自分だけが2021年3月に取り残されている気になる。今更振り返るには当時の興…

周期、怪我、補給。

同じ練習を繰り返しても飽きない、むしろ好き。同じアクションの中にある差異を探し出して効果や改善点を検証する。身体への負荷を考えると良いとは言い切れないアプローチだが、変数を絞ることで、成果を検証するための精度があがる。感覚的なトレーニング…

近況をタイピング

2021年も気づけば3月に入り、UTMFまで残すところ2ヶ月をきった。2019年の秋からはじめたトレーニングも、今では特異期に入りそして4月になればテーパリングを経て、いよいよ本番を迎えることになる。1年半の準備が長かったかと言えば、過ごした時間はあっと…

最適解を求め続ける

2021.01.03 陣馬山に広がる空が青かった。 いよいよ大舞台がすぐそこに迫る2021年。僕はこの年のために1年以上をかけて積み上げてきた。走っている瞬間に思う、2019年の自分よりも善くなっていることを。走っている瞬間に思う、たどり着きたい先のイメージが…

奥多摩にて、印象的な一枚。 一年の終わりのテキストをどうやって締めようか、この1ヶ月のあいだ走りながら何度回想しただろうか。個人的なランニングのログを綴るのもいいけれど、それだけには留めておけない事が世界中で目まぐるしくあった事実。反面、地…

ひとつの結論がでた11月

陣馬山からの雲海と満月 11月30日、早朝、あたりはまだ暗い。気温は5℃、ハーフタイツからロングタイツに履き替え、グローブも必須となった。身体が重く感じるのは最近の月曜日の傾向。つまり、土日を効果的に使えている証。月末、つまり定例の3000mTT、これ…

さらに前進している

早朝のホームトラック まだTシャツ・ショーツで走っている日の方が多いが、朝晩は寒い日が続いている。夏と比べて気温と湿度によって心拍数が影響を受けることもなく、冬のように身体のこわばりを気にする必要もなく、まさに走りやすい季節。ロングトレイル…

たしかな手応え

朝方の冷たい空気が気持ちいい季節 ようやく、数字とリズムと体感値が噛み合ってきた。これまで、月単位で色々なアプローチを試してきた中で、ここ最近はたしかな手応えを感じている。 まずは9月を終えて実施したMAF3000TTと4:15/km TTの結果から。 ↑ MAF 30…

ボーダーラインをせめぎあってる最近

意気揚々と8月最終週に定例のMAF 3000mテストを済ませたものの、ブログを更新する時間が取れず気づけば9月も終わろうとしている。最近はずいぶん涼しく、走りやすくなってきた。走っている間の心拍数も実際の肌感覚に近くなってきて、改めて夏の暑さは心拍数…

ランニングの初期衝動

たぶんこの辺がマラソン大会で走った裏山 誌面づくりの裏話から、フロントランナーとのトーク、はたまたアカデミックなトピックまで、幅広い話題を経由しつつ本流に行き着くonyourmarkのpodcastが、毎度新しい発見を与えてくれるので、コンテンツが更新され…

UTMB for the planet

Drymax時代のJim Walmsleyスタイル UTMBが企画するヴァーチャルレースUTMB for the planetに出場しました。 ヴァーチャルとは言え、自分がUTMBにでるとは想像すらしていなかったので、これを機に初UTMBそしてヴァーチャルレースデヴューしました。 概要は我…

まだ試していないことがあった

月間走行距離はあまり意識してないけど、目安として最低で300km、今ならスケジュール的に400km以上走れたら上出来だと思っている。7月は途中で体調を崩したことが影響して300kmをギリギリ超えたくらい。丁寧なMAFペースを意識して1ヶ月走った。そこまで負荷…

ロードの長距離走はだいじ!

夏だし家族でハイキングも楽しい 7月も不本意ながら低空飛行が続いてしまった。6月は疲労が抜けず調子を崩したことが失敗だったので、7月は丁寧なマフェトンを心がけてしっかりと走った。幸い、疲労も抜けて気持ちよく走れるリズムが戻ってきた。よし、これ…

身体のバイオリズムには抗えない

3ヶ月ぶりのトレイル 暑くなってきたから、と言ってしまえばそれまでなのかもしれないけど、6月に入ってから調子を崩している。通勤の14kmを走っただけで疲れる、寝ても疲労が抜けない、週末にロング走をしようと思っても集中力が途切れる。フィジカルもメン…

実践的MAFテストのポイント

知人からMAFテストについて質問をいくつか受けたので、これまで自分が運用してきたなかでの手順や注意点を共有したいと思います。これは正規の方法という意味ではなく、あくまで僕自身が実践してきたなかで、運用に効果的だった方法であることをご理解くださ…

ミラートレーニング

封鎖されたトラックの中央が花畑になっていた 通勤ラン&バイク生活をはじめて早2ヶ月。 雨が降ればレインウェアを着て、激しければ防水シューズ、それでも濡れる時はゲイターも装着して、とにかく「自走するしかない」と決め込んでフィジカル通勤を続けてい…

トレイルランニングのニューノーマル

2020年3月、高尾にて。 仕事においても、家庭においても、新型コロナウィルスの影響は大きく、深刻化して以来生活は一変した。自分自身は文字通り走ってのフィジカル通勤を続けているので、リモートワークというこれからの生活様式に触れられないことは残念…

1年経ちました

改元とともにはじめたこのブログもあっと言う間に1年が経って、ここ数ヶ月も含めて1年は短いようで長く予想もしなかったことがたくさんあった。 そもそも、ブログを開設した一番の目的は信越五岳に向けてちゃんとトレーニングをするため。トレーニング習慣が…

月末・月初はいつも迷う

トラックが遠い 1ヶ月は同じメニューを運用しているので、月末の定例タイムトライアルの結果を参考にしつつ、肉体的な直感で翌月をどんなテーマで挑むかはいつも迷うところである。 特にこの迷いが最近は加速している実感が、実はある。だからと言って弱気で…

4月のテーマは"加速するMAF離れ"

開催目前だった東京五輪も1年延期に 我ながら3月は頑張った!けっこうギリギリの強度で毎週やりくりした1ヶ月だった。 この記事のタイトル通り3月のテーマは"スクラップ" tomoyayazaki.hatenablog.com 今まで積み上げてきたマフェトン理論にそった練習を完全…

実践で理解したHIITの効果

トレーニングメニューにHIITを加えることでMAFの巡航ペースも劇的に改善されること期待して実践をはじめたのが去年の11月。800mのインターバルを10本、いわゆるヤッソ800というやつだ。これを週に一回取り入れた。 HIIT初月は4:00/kmからはじめて、Week1は5…

実践・ミクロサイクル

ランニング・フォーミュラや、アドバンスト・マラソントレーニングを読むと16週間を1サイクルとして、週単位でミクロサイクルを設定し、段階的に負荷を上げていく。メゾサイクルとしては、ランニング・フォーミュラーの場合は高強度から距離にシフトしていく…