実践しています。

up and ups just fine

やっぱり高尾が好きだ。

 

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いったいいつ以来なんだろうか、高尾をぐるっと一周するのは。思い出せないくらい久しぶりに、しかも一人で30kmのラウンドコースを走ってきた。

電車で一本、自宅から一番近い山ということで高尾にはよくいく。ただ、僕の場合は北高尾の小刻みなアップダウンで身体をあたためてから、小下沢の林道経由でロードをつないで高尾駅まで戻る20kmコースが定番だった。

まずは、北高尾から。とりあえず北高尾から。やっぱり北高尾の静けさと、無心になれるあの地形と植生が好きだ。ちょっと登っては、ちょっと下る、それが10km続いておまけに累積も1000mD+近いから、まぁまぁハードである。それでも来てしまうのは地形から空気から性分にあってるなぁと常々実感する。

 

てなわけで、ぐるっと一周するのは久しぶりであり、さらに言うなら南高尾に行ったのもずいぶん久しぶりだった。大垂水峠を下りきって、国道にかぶさる橋を越える瞬間はなんだか関所をパスするような気持ちがした。あぁ、ここからが長いんだよなぁと思いながら、ここまで来たからには走り切るしかないって自覚させる瞬間なのである。

実際走ってみると思っていたより長かった。それでも、走っている間はへばることも集中力が切れることもなく、最後まで軽快に走れた。たぶん最近十分に走れているから身体が軽いんだろう。腕時計を見ながら心拍とペースを確認するなど、やるべきことがあるからだろう。でも本当はそんなことじゃなく、走っている中で気づいたことがあったからだ。

 

思い出は南高尾にたくさんあるな。

 

ということだ。はじめて高尾を一周した時は、南高尾からはいって時計回りのコースだった。STSの番長、稲葉さんが連れてきてくれて、こんなコース知らなかったから心躍ったことを覚えている。セミナーで草戸峠までピストンしたこともあって、その時は稲葉さんシャツランしてたな。お気に入りの白と緑のチェックの半袖シャツで、一緒に走ったこともつい最近みたいだ。

いまのSTSのコアメンバーで走ったのも南高尾だったなぁ。城山のバーティカルを走って登ったんだよな。その時撮った動画がいまも残っていて、見返す度にその瞬間がフラッシュバックする。

 

そんなことを思い出しながら南高尾をひとり走る。ゆるく、長くつづくトレイルが気持ちいい。丹沢方面を一望できる展望とのどかな町並みが懐かしい。草戸峠の照りつけも気持ちいい。驚いたのは神社の手前、墓地と住宅が広がる景色がまったく変わっていた。墓地の手前は削られた禿山だった覚えがあったが、植林された杉が青々と広がっていた。気持ちのいい風景だった。

 

レーニングのログを残そうと思ったら、センティメンタルな思い出が溢れてきたので、今日はこのへんで。