実践しています。

up and ups just fine

目標は決まった、信越五岳2019。

トレイルランニング

陸上競技の中長距離走の一種で、舗装路以外の山野を走るものをさす。トレランやトレイルランと略される。山岳レースとも呼ばれる。

 ウィキペディアによれば、こんな風に解説されている。

僕がはじめてトレイルランニングと出会ったのは2012年。富士山のまわりの山々をぐるりと一周する大会「ウルトラトレイル・マウントフジ」(通称:UTMF)がはじめて開催された。このブログにたどり着く人であれば、あえて説明する必要もないけどこの大会の距離は約160km、つまり100mileレースってやつだ。山の中を160km動き続けてゴールを目指す。自分自身、距離に対する感覚が麻痺してきてるけど、このスポーツに馴染みのない人からすれば、想像もできないような狂気の沙汰と言ってもおかしくない。僕もはじめて知ったときは信じられなかった。そもそも、100mileという距離が想像もつかなかった。ただ、興味はあった。とてつもなく興味があった。

大会当日の朝に早起きをしてパソコンをつけた。現地までいくことはできなかったから、せめてストリーミングでゴールシーンを観たかった。1位の選手がゴールをする予想タイムに合わせて、画面の前で待ち構える。どんな顔をして戻ってくるんだろう?きっとフルマラソンの選手以上にボロボロになって、全力疾走で倒れ込むようにゴールするんだろうなって想像していた。画面の向こうで会場がざわつきだした。どうやらUTMF第一回の覇者はフランス人のジュリアン・ショリエという選手らしい。画面にフェードインしてきた。あれっ?思ってたのとなにか違う。「めっちゃニコニコして元気そう!しかも、ギャラリーとタッチしながら、歩いてる!その間に抜かされたらどうするんだよ?」正直わけがわからなかった。第一印象は「これは競技なのか?」っていう疑問だった。続いてゴールしたのがカナダのアダム・キャンベル選手。彼も同じようにゆっくりと、かみしめるようにゴールした。

そして衝撃的だったのが3位の選手。日本人の山本健一選手だ。言わずもがな、誰もがしってるヤマケンさんだ。なんとゴール手前で奥さんとこども2人が待ってる。そしてそのまま一緒にゴールしちゃった!その姿がすごく輝いてたし、幸せそうだった。とにかく、ゴール手前の時間の流れが衝撃的だった。自分がしっているスポーツじゃなかった。自分も強烈に走りたくなった。正確には、ヤマケンさんと同じようにUTMFを走って家族と一緒にゴールしたいと思った。


そこからすぐにトレランシューズとザックを買って、初級者セミナーに参加してみた。UTMFを終えたばかりの横山峰弘選手が講師として、いっしょに奥多摩を走った。風みたいになって山道を駆け下りてく瞬間が最高に気持ちよくて、これだっ!!って感じた。当時の目標はただひとつ、翌年に開催されるUTMFに出場すること。その時にはまだエントリー条件は発表されていなかったので、2012年の要項通りに2レースに申し込んで完走した。あいにく、条件が変わったのでUTMFへのエントリーは叶わなかったけど、ハーフのコースSTYにトレラン歴2年目として参加できた。

 

えーと、前置きがだいぶ長くなりましたが、これが僕がトレイルランニングをはじめることになったきっかけです。端的に言えばUTMFにでて100mileを完走することが目標だった。あれから7年経った2019年の現在。本日、令和元年を迎える5月1日現在。周囲のランナーを見渡すと、100mileは高い目標というよりは、ひとつの通過点になっている。メジャーな海外レースも一般的になって、さらに極地を目指す人もたくさんいる。反対側のベクトルとして、レースではないローカルの100mileイベントもある。そんな2019年、僕はと言うと、

まだ100mileを走っていない!!

理由はタイミングが合わなかったから。ライフステージが変わって、計画的なトレーニングに時間を確保することが難しかった。UTMFという初期衝動ではじめたトレイルランニング。100mileデビューはいつの日かの楽しみにとっておいている。2012年5月の朝に観た、あの光景に近づけられるような日まで。それはいつの日なのか?

そう、今年です!ついに時がきたんです!!

2019年の秋、9/14〜16に開催される「信越五岳トレイルランニングレース2019」で100mileレースデビューをします。(正確には、エントリーが無事にできれば)
UTMFでのデビューではないけれど、信越はいろんな縁がある大会。このタイミングで、信越でデビューを迎えることに期待がこみ上げる。ここからレース当日までのおよそ5ヶ月、しっかりと準備をして挑戦します。

 

このブログではおもに、信越五岳にむけたトレーニングのログを残したいと思います。自分が初めて迎える100mile。いつになっても初めては特別で、記憶に残る体験です。たとえ多くの友人が経験済みでも、僕にとっては未知の距離。未知の領域にむかって試行錯誤する記録と、トレーニングによって身体がどう変化していくのか記録として残していきたい。それは、自分自身の振り返りのためでもあり、いずれ同じ挑戦をする誰かの役に立てばなによりだ。